【サポート情報】3CX V20アップデート5正式リリース 

3CX V20アップデート5が正式リリースされました。 

 主要な変更点・新機能は下記となります。 

  • Google Workspace 統合設定

Googleとの統合機能により、さまざまな便利な機能を提供します。 

・Google Workspaceのユーザーアカウントと同期
・個人の連絡先を3CXの個人電話帳と一方向同期
・Googleカレンダーの予定に基づいて3CXのステータスを自動変更(会議中は「取り込み中」に設定)
・Google Bucketsを利用し、3CXの電話システムデータをリモートストレージに保存
・Google Speechを活用し、録音やボイスメールを文字起こし
・Google Workspaceのアカウントを使ってメールを送信
・Google SSOを有効化し、Googleの認証情報でWebクライアントにログイン
・Google ReCaptchaを有効化し、自動攻撃や不正アクセスを防止 

※詳しい設定方法は、Google Workspace設定ガイドをご参照ください。 

  • Microsoft Teamsと3CXのステータス同期を選択・管理

M365インターフェースが拡張され、Teamsと3CXの間でステータスの同期を制御できるようになりました。
両プラットフォーム間でのステータス共有とマッピングの設定が可能になります。詳細はTeams & 3CXのステータス同期管理ガイドをご覧ください。 

  • ボイスメールと録音の文字起こし

ボイスメールの文字起こしは、PROライセンスで利用可能です。
・8SC以上のライセンスをお持ちの方は、3CX AIによる文字起こしが無料でご利用が可能です。
・4SCライセンスの場合は、OpenAIまたはGoogleの設定が必要です。 

通話の文字起こしについて:
・Enterprise (ENT) ライセンスが必要です。
・3CX AIによる文字起こし機能は現在BETA版(テスト利用は無料ですが、価格は今後決定となります) 

3CX クラウドサービスでは、3CX AI機能による通話の文字起こし機能をオプションにてご提供の予定です。
※詳細が決まりましたら改めてご案内予定となっております。 

  • 高度なコールルーティングスクリプト

システム管理者向けに、より高度なコールルーティングスクリプトを追加しました。
一度設定すれば、管理者の負担なく、柔軟かつ簡単にコール管理が可能です。 

新機能:
・発信者IDルーティング: 事前定義したルールに基づき、発信者IDを一致させて特定の宛先に転送
・DIDルーティング: DID(ダイレクトインダイヤル)に基づいて、特定の宛先にルーティング 

  • 新しいマルチテナント機能

3CXのマルチテナント機能では、1つの3CXインスタンスを複数の部門で独立して共有可能です。
Update 5 では、マルチテナント環境を管理する管理者向けに以下の機能が追加されました。 

・部門オーナー向けのトランク作成
・テナントごとの文字起こし制御
・休日プロンプトの設定
・ページングとマルチキャストの設定機能の追加 

3CX マルチテナント設定ガイドで詳細をご確認ください。 

  • 対応機種の拡充

新しく対応したIP電話モデル:
・Fanvil IP Phones V61G, V61W, V62G, V62W 

 DECT電話の対応拡張:
・Snom DECT M500シリーズ完全対応
・Fanvil DECT W710Dシリーズ 

  • Twilio SIPトランクの自動セットアップ
    3CXは、Twilioの「Elastic SIP Trunking」製品を使ってSIPトランクを自動セットアップできるオプションを追加しました。 

詳細はTwilioのセットアップガイドを参考にしてください。 

  • 追加の改善点
    ・リモートWeb管理アクセスリンクの一時提供(パートナー/3CXトラブルシューティング時)
    ・Webクライアントのアバター形状をカスタマイズ
    ・キュー&リンググループのボイスメール挨拶メッセージをカスタマイズ
    ・DIDインポート時に内線番号を自動割り当て
    ・SMS/CIDの発信者IDマッチングの長さをカスタマイズ
    ・CRM認証プロセスの改善により、ブラックリスト化や認証失敗のリスクを低減
    ・CIDルールの「高度な設定」で発信者ID設定を簡単にエクスポート/インポート可能
    ・通話終了後、即座に録音をアーカイブし、保存・取得を簡単化
    ・ホテル向けミニバーのバーコード対応を追加
    ・IP電話とDECTデバイスの電話帳更新頻度を設定可能
    ・FXSおよびDECTデバイスのプロビジョニングを簡単化
    ・SBCアラートの検出・通知システムの改善 

変更履歴はリンク先を参照ください。 

 本メッセージは、日本のお客様に重要と思われる情報をCCアーキテクトが抽出しています。
 公開された機能に関して、弊社提供の3CXクラウドで現在ご利用いただけないものも含まれる場合がございます。
 変更項目のすべてについてはリンク先を参照ください。: https://www.3cx.com/blog/category/releases/