

ソフトウエアSBCの役割
SBC(セッションボーダーコントローラー)は、VoIPやSIP通信における、機器間の安全な接続および、セキュリティと信頼性を確保するための重要なネットワーク機器です。PBX間での接続での役割として、NAT越え、メディア変換、プロトコル変換、帯域制御などの機能により、異種ネットワークや機器同士の相互運用性も確保します。SBCは、特にクラウドが主流になってきている現状として、企業のオンプレミス環境とクラウド環境を接続する場合にも利用されており、安全でスムーズな音声・ビデオ通話を実現する基盤として重要な役割を果たしています。また、セキュリティ面での役割としては、異なるネットワーク間の通信を仲介・制御し、音声や映像の品質を維持しながら、不正アクセスやDoS攻撃などの脅威からシステムを保護することです。
anynode とは?
anynodeはドイツのTe-sysytem社が開発したMicrosoft認定のソフトウェアSBCです。anynodeを設置することで、様々なSIP Phone、SIP PBX、VOIPプロバイダー(通信キャリア)を連携することが出来ます。また、最近導入が盛んにおこなわれているMicrosoft Teamsと外線の電話回線を接続を、anynodeを設置することより可能にします。弊社でもすでに評価済みです。既にOffice E5(電話システムのライセンスが付属しているプラン)を使用され、ライセンス費用と通話費用を抑えたい大、中規模の企業様におすすめです。
また以下の製品との接続にも対応をしております。
選べるキャリアサービス
通信キャリアの縛りが無いので、既存のキャリアのまま接続すれば電話番号をそのまま利用可能。通信キャリア、サービスによっては接続できないことがあります。詳細は弊社営業担当までご連絡をお願いします。
PBXと併用が可能
既存のPBXを生かしつつ、最新のクラウドサービスのPBXが導入可能。PBX間はトランク接続を行うことで、通話料は無料になります。
ソフトウェアならではの柔軟性
Microsoft Azureや、Amazon WebServiceなどのクラウド環境、VMなどのオウンドクラウド環境にも導入可能。御社に合った構成で導入することができます。
SBCとしての高い機能
SBCとしてロードバランサーとしての機能も持っていますので、Active-Activeの可用性の高い冗長化構成も利用可能。また専用のログ分析ツールも付属しているので、障害発生時の問題解析に役立ちます。
Microsoft Teamsと連携して、外線通話のみを使用する場合の例
anynodeを設置すると、Microsoft TeamsとVoIPプロバイダーを接続し、電話番号をTeams Clientと連携できます。多様な通信キャリアの電話番号をそのまま使用可能です。外線からの着信に対してTeamsで着信を受けることができます。また、Teamsから外線に発信することも可能です。

内線電話も使いたい企業様には、3CXと併用するのがおすすめでです!
通常の外線通話だけでなく、anynodeと3CXをつなぐ場合、3CX内線との発着信、または3CXの機能も利用することができます。3CXとつなぐことで、高機能な電話機能を安価に使用できるとともに、かさみやすいクラウドサービスの利用料を抑えることも可能です。
3CXと併用の魅力
★3CXは同時通話ライセンスなので、ユーザーごとにライセンスを購入する必要がありません。
★特にGenesys Cloudや、Microsoft Teamsなどを導入している場合、社員全員分のライセンスは必要がなくなり、コストが抑えられます。
★パソコンさえあれば、3CXクライアントから簡単に内線を管理できます。煩わしい設定が不要です。
★段階的にPBXの移行が実現可能です。PBX・Microsoft Teamsの利用状況を見ながら柔軟に移行を行っていくことが可能です。