【サポート情報】3CX Version20へのアップグレードに関しまして。ご留意いただきたい点とベストプラクティスのご案内。
ベストプラクティス
V20は3CXのメジャーアップグレードとなり、様々な面で機能が刷新されます。
初期バージョンでは後述の未実装機能があるため、現時点ではV20リリース直後のアップデート適用は行わず、
未実装機能のリリースを待ち、機能の実装後にアップグレードを行うことを推奨いたします。
V20アップデート要件
・管理者が使用する内線にSystem Ownerの権限が必要となります。
・LAN側/WAN側から共にURLでアクセスが行える環境が必要です(Split DNS環境)
・各内線に一意の有効なメールアドレス設定が必要です。
・最低2vCPU、2GB以上のRAM、5GB以上のディスク空き容量が必要です。
・OSにISOから提供されているもの以外のパッケージがインストールされていない必要があります。
・サードパーティのソフトウェアがインストールされていない必要があります。
・3CXシステムから下記のURLへアクセス可能な必要があります。
repo.3cx.com
deb.debian.org
downloads-global.3cx.com
activate.3cx.com
注意点
アップグレード処理中は、システム/インスタンスを操作しないでください。
3CXの完全なバックアップを取得し、インスタンスの外部に保存します。
可能であれば、VMの完全なスナップショットを取得します。
アップグレード中は3CXが使用できなくなるため、営業時間外にアップグレードを行うようにしてください。
下記の環境の場合アップデートが失敗する可能性があります
手動でリポジトリを追加/削除した。
手動でインストールしたパッケージが依存関係の問題を引き起こしている。
アップグレードプロセスを妨害する可能性のあるリモート管理または監視ツール (例: APT のロック、サービスの再起動を試みる)
ロケールや タイムゾーンの変更
変更された/壊れた設定ファイル/パッケージ
ルート証明書の改ざん
インターネットアクセスの制限
アップグレードの実行中にユーザがシステムにアクセスしている。
初期リリースで利用いただけない機能
・ブリッジの編集(設定済みのブリッジは引き続き機能)
・FXSデバイスの編集(設定済みのFXSデバイスは引き続き機能)
・トラブルシューティングの為のWiresharkキャプチャ
・WEBUIからのOSの再起動
・ホットデスク機能(Update2での実装予定)
・DIDに名称を設定し通話にタグをつける機能(Update2での実装予定)
・スケジュールによるレポート作成(Update2での実装予定)
・チーム設定の編集(Update2での実装予定)
・Webクライアントでの日本語メニュー
関連URL
https://www.3cx.com/blog/releases/v20-beta1/
https://www.3cx.com/blog/releases/v20-releasecandidate/
https://www.3cx.com/blog/releases/v20-beta1-upgrade/
https://www.3cx.com/blog/releases/v20-release-candidate-2/
※ 本メッセージは、日本のお客様に重要と思われる情報をCCアーキテクトが抽出しています。
※ 変更項目のすべてについてはリンク先を参照ください。: https://www.3cx.com/blog/category/releases/