【重要】3CXライセンス体系の変更について

202510月に3CX社より発表があり、3CXライセンスモデルの大幅な変更が発表されました。  

本記事ではその概要と3CXライセンス、3CXクラウドサービスそれぞれのお客様への影響点についてご説明します。
※本情報は、2025年11月11日時点の情報に基づくものです。3CX社は2026年4月の適用日までに条件を変更する可能性を示唆していますので、本条件は変更となる可能性があります。  

  • 最大内線数のフェアユースポリシー導入について 
  • エンタープライズAIライセンスについて 
  • 教育機関用ライセンスの導入について 
  • CCアーキテクトで提供する3CXライセンスへの適用について 
  • CCアーキテクトで提供する3CXクラウドへの適用について 

最大内線数のフェアユースポリシー導入について 

 これまで3CXは、同時接続数を基準としたユニークなライセンス体系を特徴とするIP-PBXソフトウェアとして提供されてきました。 

 そのライセンス体系は特に電話がそこまで多く発生しない環境で大きなコストパフォーマンスを実現してきました。既存のライセンス体系においても、推奨される内線数は示されていましたが、その運用はユーザに一任されてきました。 

 今般3CX社が既存ユーザのライセンス利用状況を調査したところ、全体の15%のユーザにおいて推奨される内線数を大きく上回る内線数で運用されていることを鑑み、ユーザの公平性の観点からそのライセンス体系を見直し、各同時接続ライセンスに対して最大内線数を設けるフェアユースポリシーを追加することを発表しました。 

 この変更により、同時接続ライセンスに加えて最大内線数が設定され、その内線数を超えた登録ができなくなります。それぞれのライセンスにおける最大内線数は以下表を参照ください。

 

 

 

 

 

 

 

この変更は、20264月より適用されますが、それ以前に購入したライセンスで20264月以降の有効期間を残しているライセンスについてもこのポリシーは適用されます。
 最大内線数フェアユースポリシーを超えて運用しているお客様におかれましては、20264月までに同時接続ライセンスのアップグレード又は内線数を削減を実施する必要があります。

エンタープライズAIライセンス導入について 

 昨今のAI技術の発展に伴い、3CXは今後AI機能への投資を拡大していきます。 

第一弾として3CXは、外部サービスを利用しないオンボードの文字起こし機能、話者識別による文字起こし、文字起こしを用いた要約機能、感情分析機能、AIエージェント、3CXオンラインサービス等多くのAI機能をリリースしました。 

 これに伴い、既存のエンタープライズライセンスをエンタープライズAIライセンスと改称し、エンタープライズAIライセンスは既存のエンタープライズライセンスに比して約120%の価格となることが合わせて発表されました。 

 3CXは今後もAI機能を拡充し、エンタープライズAIライセンスが他のサービスに対して圧倒的なコストパフォーマンスを維持することについても言明しています。
 このライセンスの変更に伴うエンタープライズAIライセンスへの改称及び価格改定は2025年11月より実施します。

教育機関ライセンスの導入について
 最大内線フェアユースポリシー、エンタープライズAIライセンスの導入後も教育業界のお客様に引き続き戦略的にご利用いただけるよう、教育機関に対して約20%の割引を適用します。
 この割引には、教育ドメインでの利用などいくつか条件がありますので、ご利用に際しては弊社営業までご連絡ください。 

 CCアーキテクトで提供する3CXライセンスへの適用について
 弊社が販売させていただいている3CXライセンスにつきましては、3CX社との利用規約に基づくライセンスをそのまま提供させていただいておりますので、上記記載の変更についてそのままお客様環境に適用されます。
 お客様固有のライセンスの更新方法につきましては、弊社営業までお問い合わせのほどお願いいたします。

CCアーキテクトで提供する3CXクラウドへの適用について
 弊社が3CXをホスティングさせていただいてる3CXクラウドサービスにつきましては、上記変更に伴い以下の変更を行います。 

同時登録内線数、250名迄アップオプション、500名迄アップオプションの廃止について
 3CXクラウドサービスにおいては、もとよりホスティングサーバのスペックに準じてプランごとに同時登録内線数を定義させていただいておりましたが、3CX社のライセンス変更に伴い、これらを廃止し、3CXライセンスに規定された最大内線数を各クラウドパックの最大内線数に変更いたします。 

 また、それに伴いサーバスペックの増強を行う250名迄アップオプション、500名迄アップオプションを廃止します。これにより登録内線数の追加にはプランのアップグレードが必要となります。
 同時24パックにつきましては、マシンスペックとライセンスの整合性のため24Liteパックを新設し、このプランに限って同時80ユーザの制限を設けさせていただきます。これにより、同時24で多くの内線数を必要としないお客様にコストパフォーマンスの高いプランをご提供します。

 プラン変更概要
 それぞれの変更内容と適用日につきましては、下記表をご参照ください。
今後の対応について
お客様ごとの対応、具体的なプラン変更手続きにつきましては、弊社営業までお問い合わせいただきたくお願いします。
また、本プラン変更及び条件については、3CX社のライセンス条件の変更によりさらに変更になる可能性があります。
その場合は速やかに通知させていただきます。

今後とも3CX3CXクラウドをよろしくお願いいたします。