Anynode 4.12がリリースされました。主な新機能は以下の通りです。
1. SIPフロー記録
フロントエンドから直接SIPフローを取得し、さまざまな形式でエクスポート可能です。これにより、通話フローの追跡と分析が容易になります。
2. フェイルオーバールーティング
単一のルート内で複数のターゲットノードを特定のルーティングおよびリライティングルールと共に定義できます。特定のステータスメッセージに基づいて自動的に次のエントリに切り替わるため、柔軟で信頼性の高い通話管理が可能です。
3. ACME証明書のレプリケーション
ACME証明書をレプリケートされたシステムに複製する機能を提供します。これは高可用性シナリオにおいて特に重要であり、ホットスタンバイインストールでも証明書を確実に使用できます。
4. リクエストルーター
効率的な負荷分散と最適化された通話処理を実現します。着信インバイトを複数のシステムに分散させ、複雑なインストールにおけるスケーラビリティと効率性を向上させます。
5. SIPノードのポート共有
複数のノードがSIPトランスポートを共有し、同じポートでアクセス可能になります。
6. OS信頼済み証明書ストア
オペレーティングシステムに保存されている証明書を信頼できるようにします。
7. 信頼済み証明書更新サービス
TE-SYSTEMSコミュニティから直接、信頼済み証明書のチェックと更新を自動化します。これにより、anynodeが信頼する証明書を最新の状態に保つことが容易になります。
8. マッチング条件トランスポート接続
リモートダイヤル文字列を考慮してトランスポート接続を選択することで、構成オプションを拡張します。これにより、ノード構成で複数のトランスポート接続を使用する新たな可能性が開けます。
9. アクティブセッションフィルター
anynodeモニターでアクティブなセッションを表示するためのフィルターを定義でき、特にテスト通話などの個々の通話の管理と検索が容易になります。
10. REST APIの拡張
他のITシステムとの統合を改善し、システム管理を簡素化するための追加の構成および管理機能を提供します。
これらの新機能により、Anynode 4.12は現代のネットワークインフラストラクチャの要件に対応する、さらに強力で多用途なツールとなりました。